収入右肩下がりの時代
以下、引用。
『持株会社ANAホールディングス(9202)の傘下にある大手航空会社の全日本空輸(以下「ANA」)が、コロナ禍の影響による深刻な業績悪化を受けて、厳しい人件費削減策を打ち出した模様です。
まだ会社側の正式発表ではありませんが(注:人件費削減に関しては今後も正式リリースは出ない可能性が高い)、労働組合への取材等に基づいた各種報道によれば、主な内容は以下の通りです。
- 冬季賞与の支給見送り
- 一般社員(約15,000人)の基本給削減
- 今後はグループ傘下の他企業従業員(約33,000人)へも適用を検討
- 希望退職に応じる従業員への割増金の増額
- 無給で休職できる制度を新設(理由を問わず最大2年間)
ANAは既に今年の夏季賞与を従来の半分まで減額しており、冬季賞与の見送りや基本給削減を合わせると、今年(2020年)の平均年収は昨年比で▲3割減少となる見込みと報じられています。
(中略)
現在、政府がコロナ禍対策の柱として実施している「Go To」キャンペーンは一定の効果を上げているようです。ANAも「Go To トラベル」で除外されていた東京が追加されたことで、国内のフライト数も4~5月のドン底状況から見れば回復傾向にあります。
ANAはこうした状況を踏まえて、長期的な厳しい視点で人件費削減を打ち出したと思われますし、今後は他企業や他業種で同じようなケースが相次ぐ可能性が高いと考えます。
私たちも、いつ同じような人件費削減策を突きつけられても狼狽しないように、今から準備をしておく必要があるでしょう。収入が右肩下がりの時代に入ったと考えないと、大変なことになるかもしれません。
多くの人にとって、ANAの人件費削減策は決して対岸の火事ではないことを肝に銘じておくべきと考えます。』
収入右肩下がりの時代という言葉は重いとも思うし、まさに的を得ているとも思うし・・。本当に嫌な時代になってきたと実感しますね。そして今日、こんなニュースが流れてきました。⇒コロナ感染者1694人確認 過去最多を更新