特別催促状 - 九州の風俗求人

ある女の子から焦った様子でLINE。連投しているところからその狼狽ぶりが見て取れます。「なんか、役所から赤い封筒がきたんですけどこれってヤバいやつですか？」

これ、普通に生活をしていればまず見ることのないもので特別催促状といいます。国民年金か（確か）税金かを長期間にわたって滞納、幾度となく督促を無視した後にくる最後通告書みたいなものです。これでも放置すると財産を差し押さえられます。この財産の差し押さえはガチで行われるもので、会社員時代に給料を差し押さえれた人を実際に見ました。聞くと１０年以上も放置していたそうです。

「ちゃんと役所に連絡して支払い意思があればいきなり差し押さえまではしないと思うからまず役所に相談してみてね」と彼女に説明。「分かりました！ありがとうございます。彼氏に伝えます」という言葉で私は「ん？」と。そうです。年金を長期間にわたって滞納していたのは彼女ではなく（むしろ彼女はきちんと納期を守って毎月払い続けていました）彼女と同棲している彼氏のほうでした。

彼氏は２５歳でフリーター。１０代から一度も定職に就かずアルバイトを転々としている。ここ１年くらいはいわゆるニートで家にこもって毎日ゲーム三昧。私もこの時にはじめて聞いたのですが、家賃から光熱費、遊びに行くお金、飲食代。すべて彼女が払っているとのこと。ちなみに彼女は風俗で働いているとは彼氏には内緒にしています（薄々勘づいているとは思う、と言っていましたが）

ここで私の悪い癖が、担当女性との距離感を考えない無神経な言葉が出てしまいます。「それ、〇〇ちゃんが支払うのだけは止めなよ・・」と。明らかに不機嫌になったと感じたときには時すでに遅し。彼女自身も頭ではこんなこと言われなくても分かってるし、一番言われたくないんですよね・・。結論、彼女は翌月、翌々月まで出勤日数を増やしてこのダメ彼氏の未払い年金を完済させました。

今までこういう話はたくさん経験があります。で、最終的に幸せになった事例はゼロ、必ずどこかで全員別れています。とだけ言っておきます。