インフルエンザ

彼女は佐賀県の唐津市在住で、その近郊のデリヘルで働いている女の子です。調子が悪いんですとLINEがきたのは１１月２日のことでした。「やばい！やばい！病院なう」と、ご丁寧に３９．３度の体温計の写真付きで。

「コロナ？コロナ！？」今年じゃなかったら浮かぶこともない病名がまず疑われ、でもこの時点では「おそらくですがコロナではないと思います」とお医者さんからは言われたとのこと。（根拠までは聞いていませんが。）インフルエンザの検査もしたが陰性で、ただ、発熱してすぐには反応が出ないことも多々ある。翌日の朝一で再度検査するからまた来てください、でこの日は終了しています。

（余談ですが、彼女がまた来てくださいと言われた１１月３日は文化の日、そう、祝日なんですね。祝日でも普通に病院って開けてくれるんだーというのには驚きました）

翌日お昼ごろ彼女からLINE。「インフルじゃなかったですー。今日から仕事行きたいんですけどいいですかね？」私は「とりあえずよかったね。でも、しばらくは休んで様子見たほうがいいと思う」と回答。シビアですが、万が一にでも誰かに移してしまったらお店や他の女の子を巻き込みかねない大問題になるから。彼女はぶーぶー言いながらも素直に休みますと言ってくれました。いい子です。

そして、さらに翌日。１１月４日の朝です。３８．６度の体温計が送られてきたのは。セカンドオピニオンと言ったら大げさかも知れないけど、別の病院を予約しなさいと伝えました。１４時からの診察、彼女から電話が来たのは１６時前です。「インフルでした（怒）前の病院にクレーム入れてやりました（怒）発熱が出て５～７日は休まないといけないみたいで、日曜日までお休みします・・（涙）」

今年はどうしても新型コロナウイルスの影響が大きく過敏になりがちで、風邪気味の微熱でもまず頭に浮かぶのは「コロナ！？」、街中で咳ばらいをしても周囲からの強烈な「コロナ！？」という冷たい目が飛んできます。実際に私もそういう光景を何度か目にしました。でも、これは人間として当然の感情じゃないかと思います。

風俗業界では出勤前に女性に検温をお願いして、３７（．５）度以上熱がある場合は出勤ストップとしているところがほとんどです。上記の女性のお店も同じで、熱が下がっても数日は様子を見ないと出勤はさせられないという判断でした。

インフルエンザは予防接種を受けても型が違えば感染する、という反論意見があるのは承知のうえで言いますが、それでもやっぱり予防接種は受けましょう。こういうのは確率論的なところがあって、かからないための確率を上げる努力は必要だと思います。風俗という人と接するお仕事であるならなおさらです。コロナに負けるなだけじゃなくて、インフルエンザにも負けないようにです。

ちなみに私は毎年受けており、今年も既に２週間くらい前に済ませました（保険適用外３，８００円）５年前、会社員最終年にインフルエンザになってしまい、１週間「うーうー」と苦しんだ経験があるからですね。ハハ。。