趣味講習
昔の風俗業界と言えば・・・。いわゆる反社会的勢力が運営している、内部スタッフもそこからの方たちなので怖い人の集まり、働く女性たちも「訳アリ」ばかりといったイメージが根付いていましたが、現在はまったく以ってそんなことは無くなっています。
ばりばりの法人運営をしている、スタッフさんたちもそもそも夜職の経験が無い、風俗嬢さんも学生・OLとの兼業をしている、などです。むしろ世間的にはホワイトで内部はブラック企業より、よっぽど健全な運営をしているところも多いと感じますが・・
今回採り上げるのは業界に残ってしまっている悪しき慣例についてです。全国あちこちで話が上がっていますし、事実、私も身近な女性で経験しました。趣味講習。簡単に言えば店長・スタッフが権限を利用して女性に講習させる、という内容になります。
過去一気持ち悪い店かもしれん。同業のお姉さん...どう思いますか? これヘブンのとある女の子の店長コメントですよ。ドン引きすぎて... pic.twitter.com/wlKANvSZtE
— 出稼ぎ最終日なロコモコ兵長 (@tona_aku) 2020年11月22日
昨日流れてきたツイートです。控えめに言っても気持ち悪過ぎるのですが・・何が一番恐ろしいかと言いますと、これをヘブンの店長コメント欄に書くことで他人からどう思われるのか?ということをこのお店の店長自体が全く分かっていない点ですね。
本来(特に業界未経験への女性に対する)講習のやり方と考え方、実技的な講習をお店はどうやっているのか?の解説です。まず第一には女性スタッフ、次に社外の女性講習員。そしてお店がベテランキャストさんに依頼してやってもらう、というケースが一般的だと思います。ただ、働く女性たちは基本実技を嫌うので、その場合はビデオ講習と言ってプレイ動画をまとめたものを見てもらう、もしくは口頭の説明だけという形が採られます。
男性が実技講習をやる、というのは現代においてほとんど無くなっています。百歩譲って女性がそれを望んだとしても、その後の関係性を考えると(出勤ごとに顔を合わせるわけですから)お店側が嫌うのが普通です。これがまともにやっているお店の反応です。ただ、なかにはそうじゃないお店もあるのが上記例ということになり・・・
以下は私が実際に3年前に経験した話です。九州の田舎、中規模くらいのソープランドでのお話しです。リニューアルオープンして6年、店長とスタッフ2人で運営していたお店さんでした。お客さん入りはまずまずで、客層も非常に良い。女の子たちの定着率も高そうで私もとても期待していたお店なのですが・・ある子に突然「レイプされかけました・・」と衝撃の告白をされました。彼女は入店して1ヵ月ほどの子でした。
話を詳しく聞くと、スタッフの一人に「入店して1ヵ月経ったからマット講習をやる」と言われたそうです。男がやることに疑問はあるがここまではまあ分かる。実際にマット講習は普通に行われ、マットを覚えたいと女性自身考えていたのでそれ自体は普通に勉強になったそうです。ここまでもまあ良いとします。ここから問題が発生します。
マット講習の終わりに「いやーもうこうなっちゃったら無理だよ我慢できないよ」などと言われ、何度も何度も挿入されそうになったそうです。マットの上、避妊具無しで。
私は激怒しました。即、お店の責任者に電話し今すぐ事実確認をしろと言い放ちました。責任者から折り返しの電話がきたのが1時間以上後のことで「いえ、そういった事実は一切ないとのことです」という返答でした。ここから先、さらに怒り狂った私の姿については皆様のご想像にお任せします。。そして、このお店。これから2年後に潰れました。おかしなことをやっているお店の末路は絶対にこうなります。