２年半ぶりの再会
昨日のブログでも軽く触れたのですが。昨日はなんと２年半ぶりにまた一緒にお仕事することになった子と嬉しい再会がありました。
「お互いに年食ったねえ」と冗談めいたやり取りが挨拶となりましたが、２年半も経つと大きく状況も変わるもので・・。実は彼女、私が以前に紹介したお店を辞めた時、風俗自体から卒業するつもりだったんですよね。
当時学生の最終学年に差し掛かる時期で、就職活動に専念したいから辞めますと。それから２年半、未だ風俗は卒業出来ずに現在に至ります。
彼女はプライベートに踏み込まれるのをとにかく嫌います。だから私も敢えて深くは突っ込まずに仕事以外の会話もほぼしません。だから想像も入るのですが・・。彼女が元々風俗をはじめた理由はホスト、そのホストと同棲している、そのホストがたぶんもう働いていない、代わりに彼女が生計を立てるために働き続けている、おそらくこの２年間はこのような流れで間違いないと思います。
良いか悪いかで言ったら良くはないです。ただ、たびたび触れてきましたが男絡みというのはーー周囲が何を言っても効かないんですよね。
彼女は風俗の仕事に対してはとにかく稼ぎ最優先タイプです。希望に沿うであろうお店とのマッチングは出来たと思います。少しでも快適な風俗ライフで居てくれたら嬉しいけど・・でも風俗そのものに対して快適さとか求めるタイプでもないからなあ・・などなど、一人勝手に頭を巡らせている次第です。
３月最終日
今年も早くも３か月が経ちました（本当にあっという間ですね・・）３月最終日の予定は朝からNBAを観て終わったら福岡へ移動。担当女性にプレゼント的なものを渡して佐賀へ移動。２年半ぶりにまた一緒にお仕事することになった女の子の面接に同席、明日も朝から面談があるのでそのまま泊まりです。
３月は本当に忙しくさせていただき感謝しかないです。連日数件以上のお問い合わせをいただき、担当させていただくことになった女性も一気に２０人近くも増えました。ハイ良かったね終わり！ではなくて、ここからどれだけの女性に満足してもらいお店に定着してもらえるか、が私のお仕事となります。
たくさんのお問い合わせをいただくこと、ご信頼いただいて担当させていただくことになること、数が多ければそれはもちろん嬉しいし自分のやっていることに間違いはないという自信にも繋がるのですが・・それと同時に、
「本当にこのお店で良かったのかな？もっと良い選択肢があったんじゃないかな？」という気持ちも心のどこかには常に残っています。これは正直言ってありますね。私は基本臆病だしネガティブな性格をしているので・苦笑
Twitterを観ていると良く「絶対に稼がせます！」という言葉があるじゃないですか？この言葉を吐ける人のことを私はすごいなあとも思えば、はっきり言って軽蔑している面もありますね。風俗って完全歩合の仕事で、しかも今のご時世は本当にシビアなのによくもまあ絶対になんて言葉を使えるなあ・・と。
スカウトをはじめてちょうど４年になりましたがーー業界に深く携われば携わるほど改めて感じるのがーー風俗は、奥が深い、です。
４年やっててはじめて知ったということもたくさんあるし、きっと私が知らないこともまだまだたくさんあるんだと思っています。
どの業界でもどのお仕事でもそうでしょうが、満足したらその時点で終わり。現状維持は衰退だと思います。このお仕事でこれだけ必要とされているということに胸を張って、これからも頑張っていきたいですね。
（追記；４月も素晴らしい結果で終えることが出来ました。担当女性、お店関係者各位には心から感謝です。⇒４月の総括）
開示請求
このブログでも何度か書いてきた、爆サイやホスラブなどを筆頭とした匿名掲示板への誹謗中傷。実は１か月前からある子に相談を受けていました。誹謗中傷が日に日にエスカレートし、最近のは常軌を逸するレベルと言っても過言ではなくなっていて。昨日、彼女からはじめて「開示請求」という言葉が出てきました。
開示請求、正式名称は発信者情報開示請求と言います。インターネット上で他社を誹謗中傷するような表現を行った発信者の情報（住所・氏名・登録された電話番号等）について、プロバイダに対して情報の開示を求める制度です。
一般的に。インターネット上の違法な書き込みによって名誉毀損や誹謗中傷を受けた場合、掲示板などのサイトに掲載した人（発信者）は、被害者に対して、民法上、不法行為に基づく損害賠償責任を負うことになります。また、誹謗中傷等の被害を受けた被害者は、加害者である発信者に対して不法行為に基づく損害賠償請求をすることができます。昨今、風俗業界においても事例が出てきています。
詳細は伏せますが、私の担当の子の場合は誰が何目的で書いているのかはほぼこれで間違いない、と言い切れる状況証拠は多数です。ただ、状況証拠止まり。誹謗中傷している側は「どうせ訴えるなんてしないだろ」とタカをくくって半ば面白がって書いているんでしょうね。そして後々になって後悔しても時既に遅し。
第一段階として、まず全国の風俗嬢さんたちの損害賠償請求の事例を集めてみたいと思っています。私も知識としては知っていますが自身に経験がないので。弁護士を立てて具体的な行動に移るかは女性の判断になりますが・・今の怒りのレベルで変わりがなければ彼女は開示請求、損害賠償請求を起こすと思います。
（追記；ある女性が５名の開示請求をしたところ、爆サイに書いていたのは全員女性だったという事例です。悲しい現実）
性従事者としての商品価値
風俗業界に携わって丸４年になります。業界歴も長くなると周囲は自然と風俗関係者で占められていくのですが、私は風俗とはまったく縁のない業界（の人）と接する時間を意図的に設けるようにしています。なぜか？
風俗とは特殊な業界です。業界の常識が一歩外に出ると信じがたいような非常識になることも多々あるんですね。で、その風俗とは非常識であるという認識の層が一般のお客さん層です。そこの感覚を忘れてはいけないという想いがあるから時間を割くわけですが・・時には風俗業界の常識に対して非常識なことを言ってくる方々も居ます。前置きが長くなりましたが今日はそんなお話しを。
「へえー風俗業界で働いているんだ。したら風俗嬢と仲いいよね？やらせてくれる子２、３人紹介してよ、あははは」平気で口にする人も少なからず居ますね。こういったことを面と向かって言われたときは、性格の悪い私の本性が発揮されます。仮にこの方はAさん、職業は自動車関係だとしましょうか。
「女の子にそれを言うと一瞬で嫌われるんで止めてくださいね。風俗嬢にとってセックスって仕事なんです。例えばAさん、知り合いに『おまえ自動車関係で働いているやん？車ぶつけちゃってさ、タダで直してくんない？』と言われたら直しますか？それと同じレベルの話ですよ」ね、性格悪いでしょ？笑
風俗嬢さん全員がそうとは言わないけど、真剣に仕事に向き合っている人ほど自分の性従事者としての商品価値を常に意識しています。これは、必要とされているかどうか、という目線だと言い換えることも出来ると思います。
必要とされなければ要らないと、直接は口にされなくても呼ばれない、稼げないという現実数字を突き付けられる残酷な業界です。特にこの１年はコロナの影響で稼げる女性と稼げない女性の二極化が一気に進んでいます。
業界に入るのは難しくない、ただ稼げるかどうかは別。風俗嬢は誰もが出来るけど誰もが”仕事が出来る”とは限らない業界です。ね？タダでやらせろなんて言ったら女の子たちが烈火のごとく怒るのも分かるでしょ？
アマギフでもコラボ企画でもなくて
少し早いですが３月の総括的なものを。過去最高売り上げで推移した昨年１１月と１２月、緊急事態宣言の煽りを受けその半減となった１月と２月。３月は１１月１２月の売り上げを大幅更新し、過去史上最高で着地します。頑張ってくれている女性、そしてお店さんには深い深い感謝しかありません。
自分が他のスカウトさんと比べて秀でている面、劣っている面は各々たくさんあると思いますが。信念を持って間違った方向ではない努力を積み重ねれば誰でも出来てたいしたこともない仕事だと思っています。このブログではそのなかの一つを、昨今のスカウト事情に対するアンチテーゼを込めて書いてみます。
結論から言います。スカウトが投資すべきは女性集めのためーーつまりアマギフでもコラボ企画でもなくて、優良店さんとの契約をいただくため、そして信頼関係を築くためだと確信しています。以下解説してみます。
女の子がスカウトを使う理由、シンプルに言えば自分ではお店選びをどうしたら良いか分からないためです。当たり前の話ですがお店の内部事情など事前に見えないわけで。外面の情報は分かる、でも実際はどうなの？という部分に期待して頼れる人を探すわけです。だから・・スカウト側の目線だけで話せば・・めちゃくちゃ変な言い方をしますが・・お店を振ることなんて簡単なんです。
ポイントはここから。稼ぎ、客層、スタッフさんとの相性と女性により大切にしている部分は違いますが、行ったお店の満足度が１００％に近ければ近いほど、ほっておいても継続するしリピートもしてくれます。だからーー仮にスカウトはとても良い人という評価をもらっても、お店がクソなら絶対に続きません。
スカウト契約に関して。優良店さんほどしていない場合が多いです。そこに力を入れなくても一般求人で充分人が集まって来るから。ただ、今までの私の経験から言うと、スカウトを毛嫌いしているから契約しない方針というお店さんはごく一部で、あればあっただけ困らないと考えるオーナーさんがほとんどです。ただ。紹介元が絶対的に信頼できるかどうか？という点は徹底的に視られます。
言いたいことが伝わっていれば幸いです。なんぼ女の子集めでアマギフを配ってコラボ企画を組もうとも、女の子が満足できる優良店との契約がなければ本末転倒になる、という主旨なんです。
自信のある案件は迷わず受ける、自信のない案件はデメリットを徹底的にお伝えして女の子の判断に委ねる、というスタンスで今後も仕事していきたいと思っています。感謝の気持ちを忘れず謙虚に。そして、昨今のTwitterで間違った方向で使われている還元という言葉も勘違いしないように。
