ある風俗嬢の苦悩
5月からお仕事をずっと休んでいるある女性の言葉です。風俗のお仕事は社員でもアルバイトでもなく個人事業主として仕事を請け負う契約になりますので、働くも働かないも決めるのは女性です。私やお店の人はアドバイスを求められたら答えますが、どうこうしろなどと言う資格などありません。ですのでこの女性についても私は静かにずっと見守ってきました。
「長くずっと出勤してないことは申し訳ないと思ってました。今はお仕事に戻る気持ちにどうしてもなれません。
きっかけはコロナでしたが・・・正直ずっとずっとお仕事が嫌でたまりませんでした。お金のためと割り切ってはいましたが、本番強要の多発で精神的に苦しくて独りで部屋で頭がおかしくなりそうになることもたくさんありました。
だからと言ってなにも解決しないのも、いつか働かなくてはいけないのも、今のままでずっといられないのも全部分かってます。頑張らないといけないのも分かってます。風俗以外の仕事が出来る自信もありません。だけどどうしても足が向かないんです」
本当に難しいところなのですが・・。この状況に陥ってしまった女性へは「がんばれ!」と後押しするのも苦悩、「働かなくていいよ」と優しくするのも苦悩、なんですよね・・。5月から仕事をずっと休んでいるので貯金も限界にきているから「がんばれ」も一つの正解だと思うし、生活に責任を取れない人間が「働かなくていい」なんて軽々しく言ってはいけないというのも正解だと思います。
「本番強要」と書いている通り、彼女が働いているのはデリヘルです。仕事内容を変えるというのは一つの手段なのですが、そもそもソープランドでは働きたくないからヘルスを選んでいて、例えば非風俗のメンズエステに行ったら行ったで同じような問題は多からず少なからず出てくるので・・どうしたものか、です。
彼女にとって何が正解なのか、6月くらいから話し合ってきて決まらず今に至っています。そろそろ方向性を決めないといけない時期にきています。
一歩動き出しました。本当によかったです・・⇒社会不適合者